環境設定の大切さ
―介護業界に入ったきっかけは
元々リハビリ職(理学療法士)として病院勤めや訪問リハビリなどをしていました。
そのなかでリハビリ職の方なら皆さん感じることかと思いますが、リハビリをして身体機能を向上させただけでは実際の生活の質の改善には何か足りない、環境設定ってすごく大事だなと感じていました。
そんな中で福祉用具の方と関わる機会も多かったこともあり、結婚、出産を機に転職をする際に挑戦してみようかなと思ったんです。
―実際に働いてみて、どうでしたか?
失礼な話ですが、私が持っていた当時の福祉用具の担当の人のイメージって、「頼んだ物を持ってきてくれるだけの人」という印象だったんですよね(笑)
でも実際に自分が働いてみて、用具を届ける前後の背景にこんなに色々やることがあるとは想像もしていませんでした。
難しさとやりがい
―福祉用具の仕事で、ここは大変かなということはありますか
お客様である高齢者の方はいろいろな事情や個性をお持ちなので、どう話せば伝わるかなぁとか、相手の気持ちや考え方を尊重しながら考えて行動することでしょうか。
―リハビリ職として働いていた経験というのは、やはりこの仕事でも活かされますか
確実に活きるとは思います。ただ、なんて言うんでしょうか、良くも悪くもご利用者様やケアマネジャーさんからの期待値が上がるのをヒシヒシと感じますね(笑)
でもその分、私から提案した福祉用具を使って頂いて「助かったよ~」とご利用者様が言ってくれた時などは、本当に嬉しくなりますね。
同行訪問で、経験がしみ込んでいく
―仕事を覚えるのは大変ですか?
正直、覚えることはいっぱいあるかなぁと思います。とはいえ私は入社から少しして育児休暇を取ることになったこともあり、ブランクもあって再度新人教育を受けているような時期ではあるのですが、先輩職員と同行訪問を数カ月重ねていくうちに、自分の中では少しずつ、それらで得た経験が自然と体に染み込んでいくような感覚があります。もちろんすべてをこの時期に学べるわけでは無いと思いますが。
(同行訪問の様子)
勉強については、イーアスベーシックロードマップというイーアス独自のいわば新人向けのマニュアルというか理解度の確認ファイルもあるので、抜けてるところというか改まって先輩に質問するほどじゃないけど確認したい事などがすぐにわかるものがあるので、結構助かっています。
S・Eさん 入社3年目
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